スタイリングにおけるテーマは「バイオニックチーター」。野性のチーターが持つ躍動感と優美さ、しなやかさが融合したスタイリングは逸品。逆輸入車というドメスティックブランドでありながら日本未発売と言うプレミアム性も相まって、日本では初代から人気が高いモデルである。流行りの釣り目型のヘッドライトを配した独特の顔つきも、一目でそれとわかるオリジナリティ溢れたデザインとなっている。
現行モデルは2009年にフルモデルチェンジを行ない、更に高級感に磨きをかけた。ラインナップはV8 5リッター 390PSを誇るFX50、V6 3.5リッター 303PSのFX35のラインナップ。共に日産車として初の7速ATを搭載し、燃費性能にも大きく貢献している。日本国内でジャストフィットのボディサイズは取り回しも良く、エグゼクティブカーとしてもファミリーカーとしても満足いただけます。
最近のインフィニティ車に共通するダブルウェーブの流れを持つインストルメントパネル形状を特徴とし、力強い形状のセンタークラスターや上質な仕立てのシートで快適性とスポーティ感を両立させており、日産車でありながらプレミアムブランド『インフィニティ』としての区別化をハッキリと打ち出していることが明確に伝わってくる。 FX35/50共に、バイキセノンヘッドライト、スライド&チルトサンルーフ、レザーシート、10wayフロントパワーシート、リヤリクライニングシート、パワーリフトゲート、BOSE社製11スピーカープレミアムサウンドなど、他メーカーではオプション装着となる豪華な機能を標準装備としていることからも、FXシリーズが欧州メーカーのSUVに真っ向から挑んでいるプレミアムSUVとしての立ち位置にいる事がわかる。