日産のプレミアムブランドであるインフィニティは、新型インフィニティJXを2011年 ロサンゼルス・オートショーでワールドプレミア。 2012年の春からアメリカで発売されるこのJXは、EXとFXの中間に位置する車種となるが、ボディサイズはFXよりも若干大柄となる。 3列シート(7人乗り)を配し利便性に優れているのに加え、インフィニティらしいラグジュアリーな機能、優れたパフォーマンス、そして、革新性を持ち合わせたプレミアムクロスオーバーである。
基本グレードは、FFの「JX35 FWD」と4WDの「JX35 AWD」の2種類。ボディサイズは、全長4988×全幅1960×全高1720mm、ホイールベース2900mmと、FXより大きく、QXより小さく、ここ日本では特に重宝されるジャストサイズ。最大出力265ps/6400rpm、最大トルク34.3kgm/4400rpmを発生する3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載する。トランスミッションはCVT。「インフィニティドライブモードセレクター」により、スタンダード、スポーツ、エコ、スノーの4モードが選択できる。米国EPA)(環境保護局)予想燃費は、市街地7.65km/リットル、高速9.78km/リットルと公表されている。また車線逸脱警告、BOSEサウンドシステム、日産自慢のアラウンドビューモニターはもちろん、車両をバックさせた時に障害物との衝突を未然に防いでくれる業界初の自動ブレーキシステムも搭載されるなど、プレミアムカーらしい装備が際立っている。 高級感溢れるインテリアは、どの列のシートにもゆとりあるレッグスペースが与えられ、最高の乗り心地と共に広いラゲッジルームのお陰で多人数でのドライブの強い味方となる事は間違い無し。また"マルチモード・ミドルシート"と名付けられたシートアレンジにより、チャイルドシートを2列目に装着したまま3列目のシートに乗ることが可能な点もファミリーにも使いやすい。
ファミリーカーとしての機能や高い安全性能もしっかりと追及されている点は、さすが世界のNISSAN。そこに高級ブランドINFINITIとしての高いプレミアム性が加わっているのだから、これは文句の付けようが無い「売れるクルマ」である。